|
|
|
幻
|
作詞 brother sisters |
|
揺らいだ地平線の果て 沈みながら燃える日は
希望 絶望 その両者ともを孕んで
僕らに問うてくる 明日という名の幻
瞳を閉じれば広大な 無限が目の前にあるのに
体は拘束されてばかり 藻掻くほど痺れる頭
自由と不自由の虚実に苛んだままの平行線
形勢逆転しようがない一人芝居を続けている
揺らいだ地平線の果て 沈みながら燃える日は
希望 絶望 その両者ともを孕んで
僕らに問うてくる 明日という名の幻
宙に放られたコインのように 無防備を曝け出す僕ら
白か黒か未来は二通り 無抵抗なまま落ちていくだけ
戦ぐ風を刹那垣間見たそんな淡い希求ちらついて
この手のなかに残された僅かな可能性さえ当落線上
僕らの吉凶を占った 浅はかな采配に縋った
期待も 不安も 共犯関係で表裏一体
生と死の泥仕合 その先になにを見出す
不完全な僕ら醜態がそれを物語っていた
空々しい実相が生んだ混乱禍に乗じていたんだ
いつだってそれは少しだけ遠くに存在して
どうしたって目の前にはやってきやしないもの
腐敗したリアルは偶然 生まれたブラフは必然
相反し合うその焦点に見た幻 手を伸ばし
揺らいだ地平線の果て 沈みながら燃える日は
希望 絶望 その両者ともを孕んで
僕らに問うてくる 明日という名の幻
|
|
|