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駆け抜けるアイデンティティ
作詞 辻由也
鏡に映した僕が本当の僕だったら
さあ、どうする?

地球単位で考えてみたら
いま目の前にある線路に飛び込んでも
20秒で済むニュースがひとつ
あっさりとした口調で報じられてしまうだけ

ケネディとは違うさ
だけど旨を撃ち抜く銃弾はなにが違う?
心臓だってここにあるだろう

痛みだけが実感を覚えるきっかけなんて辛いよ
駆け抜けるアイデンティティを誰か止めてみせて
いますぐ気づいて ここで手を振る僕に

どしゃ降りのなかにいつもいたんだ
雨に打たれなきゃ自分の姿が浮かばない
ビニール傘ほど薄くて軽い
そんな体なら使い捨ててもいいじゃないか

安っぽい優しさも
そこらへんにあるような適当な気遣いも
ないよりマシに思えちゃう

独りぼっちを呼び込もうとして心の鍵を開けていた
ほら、おいでよ 影法師みたいに不透明な僕ら
似た者同士だろう 認めてこの存在を…

僕らは皆してこの惑星に引っ付いてられる引力がある
誰かと誰かじゃどうしてだろう反発しあってしまう命
Power not shine. Have a like sensor.
僕らはそうして輝かなくても強くて確かな宿命がある

そんなに急いでどうしたんだろう? 99.9%の努力も
夢だと言われてしまうの? 幻みたいな街に恐怖して
Where’s the fire? Fear than liar.
僕らが僕らであるために僕ら今日も明日もここにいる

痛みだけが実感を覚えるきっかけなんて辛いよ
駆け抜けるアイデンティティを誰か止めてみせて
いますぐ気づいて ここで手を振る僕に

ここで手を振る僕に…

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2018/05/28
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コメント 仕事をどれだけ頑張っても評価されない、そんな時期が長くありました。存在意義を問われた日々に作ったものです。
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