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週末サスペンス
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作詞 工工声 |
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路地裏に潜む悪魔じみた赤
仄かな光がひそひそと笑う
これも仕事の一つなら
断っちゃいけないのでしょう
首を縦に振るイエスマンに
少しの勇気をください…
「今日だけはまあいいじゃない?
「明後日からがんばろう」って
文字通り心にもないセリフばかり
「これで最後の一杯!」が
「あともう一軒だけ行こう!」って
程好い頭痛、縛られる胸、私苦しい
嘘嘘嘘…の週末
行く宛も無しと彷徨い公園
針の動きのろい時計無表情
(帰るなら帰りましょうよ…)
言いたくても言えないもので
垂れ流されるだけの時間を
快楽と呼べるのでしょうか…
10年くらい働けば
私も威張り散らし笑って生意気に
それは偉そうになるのでしょう
今はその為の苦労だと
そんな汗水や涙だって
報われず要済みだと切られるもの
嘘嘘嘘…と言ってよ
はじめから誘惑に勝てるなら
こんな道歩きはしないでしょう
どこかで明日を忘れたきっかけ
どこかで心許したのは誰?
嘘つきは、この、私自身だった
「今日だけはまあいいじゃない?
「明後日からがんばろう」って
文字通り心にもないセリフばかり
「これで最後の一杯!」が
「あともう一軒だけ行こう!」って
程好い頭痛、縛られる胸、私苦しい
この酔いが覚めてしまえば
そこは見たくもない現実で
月曜日の朝焼けから逃げたくなる
また夜道へと誘われ
そして帰る場所を失って
笑い声見送って、もう一杯…
嘘嘘嘘…の週末
路地裏に潜む悪魔じみた赤
仄かな光がひそひそと笑う…
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