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光−明日への路−
作詞 アルカ
途切れた夢 闇に遠く
君の呼ぶ声が 聴こえた気がした
濃藍(こあい)のとばり 振り払うように
かざした手に 思い出すぬくもり

見回す部屋 静寂は深く
外ゆく風さえ 息を潜める
眠れぬ眸 凝らし見れば
はかなく揺れる 君の幻影(まぼろし)

白み始めた遥か山裾の
陽光はただおぼろげに

今日はきっと 過ぎた昨日より
光に近付こう 二人の足並み合わせ
過去にまみえた 悲しみも痛みも傷も
僕らの背 押し続ける 確かな強さ



幾筋の雲 白く高く
さえずる小鳥たちは 頭上をただ翔る
届かぬ声 胸の奥に秘め
昇る陽(ひ)の暖かさに 顔を上げれば

風に誘われ花びら手放した
桜木の枝は新たに芽吹き

今日はきっと 過ぎた昨日より
光に近づこう 二人の手重ね合わせ
あの日芽生えた 愛しい想いは今でも
僕らの路(みち) 示し続ける 確かな標



行き着く先は まだ見えずとも
辿り着くその場所を 光を 喜びを ぬくもりを
忘れ得ぬ瞬間を いつかこの両手に



今日はきっと 過ぎた昨日より
光に近づける そう 二人だから
あの日芽生えた 愛しい想いはこの先も
違うことなく 僕らを導く 確かな標

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2008/09/07
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コメント 物事が思うように運ばなくてもどかしい時の気持ちと、それでも歩き続ければ道は開けてくるんだという希望を、どこか不安になる夜明け前の寝覚めからあたたかい陽が昇るまでの情景に例えてみました。
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