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Hood of Red
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作詞 dan |
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籠を抱えて道行く少女
嬉しそうに鼻唄まじりに
出会ったのは森のなか
はじめましてこんにちは
真っ赤な林檎をおひとついかが?
腹をすかせてさまよう獣
苦しそうに溜め息まじりに
出会ったのは森のなか
はじめましてこんにちは
いったい何処へ行くつもりかね?
運命と呼ぶか悲劇と呼ぶか
ともあれ出会ってしまったふたり
別れを告げて少女は先へ
さっき聞いた近道通って
辿り着いたは祖母の家
声がガラガラ風邪をひいたの?
少女見送り獣は先に
嘘とは違う近道通って
辿り着いたは祖母の家
私よ私扉を開けて。
赤い頭巾と茶色い獣
共通するのは生への意識
善も悪もあるだろうか
優しい娘と死にかけ狼
祖母の命を案じるものと
己の命を守るもの
嗚呼
椅子に座って少女は聞いた
そんな大きなお口はなんで?
答えと共に立ったは獣
それはおまえを食べるためだよ。
それを見かけた狩人ひとり銃を構えて獣を撃った
善も悪もあるだろうか
優しい娘と死にかけ狼
祖母の命を案じるものと
己の命を守るもの
嗚呼
優も劣もあるだろうか
食われた娘と撃たれた狼
祖母の命も等しく同じ
己の命を生きただけ
嗚呼
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