|
|
|
おひっこし
|
作詞 ハラダッチョ |
|
『週末』は憂いを帯びるには
丁度良いと思うんだけどどう?
会いに行こうと玄関で靴を
履いたところで雨が降った
踏みとどまる僕の背を君が
ぐいって押してくれたあの日
「ありがとう」
荷台に積まれた薄汚れた
タンスの二段目に二人の思春期が
ねえ、いっぱい詰まっているよね
神様が巡り合わせてくれたのかな
『情熱』の行方を記すには
そうね、風に聞けばいいんだろう?
排気筒の煙が目に
染みたところで痛くないや
悲しみ笑える大人を目指そう
誓った小指と小指が
震えてる
未来を踏まえて古ぼけた
置き時計のチクタク音に
目いっぱい揺れていたよね
涙は意外と出ないものなんだな
空き地の土管の上
雲が流れるのを二人
ねえ、黙って観てたね
手を握る 汗もそのままに
精一杯触れていたよね
おマセさんだったねって
いつか思い出し笑うのかな?
|
|
|