|
|
|
彼方
|
作詞 香村 |
|
針金に巻き付けた この空の大きさに
見上げると違う その広さに少し戸惑った
流れゆく水に 気まぐれで投げた石
何処に向かってゆくの
それは私にも繋がっているの
光の当たらない場所へ
闇の広がるばかりのところへ
どうか私を連れて行って
もう戻れないほどに
遠く遠く 貴方が見えなくなって
そうしてやっと 前に進めるの
汚れた黄色の列車 どのくらい走ったのだろう
迷い猫のように 彷徨う私は歩く程度
身体を巻き付けてた 鉛が痛くて泣いてた
居場所なんて何処にも
無いと知ったときも泣いたよね
涙なんて永遠に枯れない
ふとした拍子に流れないように
唇噛み締めて堪えた
貴方の優しい 手
失わぬように その温もりだけは
居場所でもないのに 守っていた
光の当たらない場所へ
闇の広がるばかりのところへ
どうか私を連れて行って
もう戻れないほどに
遠く遠く 貴方が見えなくなって
そうしてやっと 前に進めるの
そうしてやっと 前に進めるの
|
|
|