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マーク
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作詞 蘇季 |
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勝ち取ってきたイメージが
どんどん本物とかけ離れて
いつしか別の個体となって
分離した
息は絶え絶え、意識は朦朧
明朗なのは人間というカテゴリー
自分の首に手をかける
鏡の向こうの 君(ぼく)
愛想笑いも程々に。
嗤い狂った仮面で
覆い隠した真相と
本心は迷路の中
一体君はどこにいるんだ?
呼吸することを忘れて
深い深い海の底
足枷は外れない
錘は増えてくばかり
負け与えられてきたイメージが
だんだん偽物に近づいて
近々ひとつの個体となって
統合した
心は昂揚し、認識は各々
明確なのは人間という箱庭
君の首に歯を立てる
硝子の向こうの僕(きみ)
無愛想も程々に。
泣き止まない素顔で
ココロ隠した現実と
生き方を忘れた世界の中
一体これからどうしたい?
声にすることすらできずに
手枷は錆びて
鍵は枯れ葉の中に呑まれた。
跡を残して。
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