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視線
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作詞 蘇季 |
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―ちょっと止まってよ。―
そこの人混みに紛れて消えてしまいそうな
泡沫の世の者
雁字搦めに過ごす日々に
窒息寸前なあなたに告ぐわ
幻滅なんてしないでね
始めからすべては偽りよ
何を考えているの?
嘘もすべてひっくるめて
その奥に私がいるじゃない
虚偽を貫きゃ、本物になり
最低に咲いた花を無作為に
選んで摘み取った瞬間に
君の手の中で
―ハイニナルワ―
現実逃避はよくないね
わかってんのに、頭の奥じゃ。
それはそれで戯言ね。
真実をすべて嘘に塗り替えるわ。
闇夜に浮かんで、流されてしまう浮華の身
表面上の言葉なんかに騙されないで
こっちを向いて。ねぇ?
お願いなんて滅多に言わないんだから。
私を貫いてよ、その瞳で。
すべてを偽りに変えた真実が
そらした瞬間に笑ってる。
「ほら。」
気付いてるのに気づかぬふり
本当は今にも泣きだしそうだ
雨にでも打たれなけきゃ
本当の笑みも涙も出ないのよ。
わかってほしいって言わないわ。
だからってすべてを否定しないでよ。
寂しがりやのひねくれ者。
指先で放つ旋律に撃たれて・・・!!!
傷ついてるのも気付かぬふり
それでもう数年は経ちました。
切り取られた現実も
「本当に嘘だったのかなぁ・・・?」
あと一手の所で見透かされた。
幻影の向こうの私の姿に
貴方が求めていたもの
それはきっと見つからないでしょう?
それでもなぜその瞳は
私を追いかけ続けるの
たった一言で崩れるような
「私に何の用かしら、ねぇ?」
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