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fate
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作詞 蘇季 |
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あと僅かな時間さえ 刹那に見える
脳に焼き付けた 瞬間が甦る
「どうして・・・でしょうか・・」
誰かの 悲痛な声が
泉に渡るから
波紋を描いて
また聴こえる あの歌声は
哀しげに 木魂した
別れの日に近づいていく
君に伝えたいことはまだあるっていうのに・・・
もっと近付いて 壊してしまおうか
やめよう 笑い声が 好きだから
壊セナイ。
諦めかけた 感情を
また 呼び起されるぐらいなら
君にぶつけたいんだ。
罪(ゆめ)だとしてもかまわない。
ふと気がついたら 満天の夜空
手を伸ばしても つかめない
知っていたよ。
もし貴方に出会えてたら
なんて・・・考えてみたりもするよ。
繋ぎとめた瞬間を
時空の彼方へ 切り刻んで
溶かしてしまおう
何事もなかったように
朝が来るらしいので。
ふらつく視界の果てに
逆さまに 消えてく 僕らは
何度でも蘇って
貴方の許へ行きたいから・・
それが 罪過(つみ)だとしても 構わないから…
幻想(ゆめ) だったとしても 叶わないから・・・
空回りし始める
風車、歌声に乗せて
あと残された時間を 語り始めた。
もう サヨナラなんて 思ってなかったんだ。
最期に君に出会えてよかった。
・・・―――――――。
あれから数年後。
また同じ季節の空の下
樹の許に置かれた 花束は
空高く 風に舞い散った・・・
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