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春を唄う
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作詞 サガラ |
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夜明けと共に消えていく星は まるで届かぬ想いのようだと
白い吐息に切なさ込めた
小さくても 頼りなくても
灯る光の愛しさを知ったこの胸は
1人きりの暗い道程 佇む術さえ忘れて
二度と触れられる事もなく
凍てつく恋心は
それでも愚かに春風を待ち侘びる
雪が降り積もる街 悴む両手を合わせ
1人思い出す温もりを愛と呼べるのなら
長き夜の孤独さえも 遠き春の序章であると
あなたが居ない隣に 探す影がないとしても
手繰り寄せた優しさにすがり続け 然れど還らぬ想いなど見ないふりで
いつしか祈るようになっていた
せめて真冬の白い風に 記憶砕かれてしまえと
桜芽吹く季節に蘇る痛みがある
何度も何度も呟いたその名は
春に揺れる そして風にさらわれていく
雪が降り積もる街 悴む両手を合わせ
1人思い出す温もりを愛と呼べるとしても
長き夜の孤独は 遠き春に潜む涙へと成る
あなたが居ない隣に 心揺さぶる甘さを残して
手繰り寄せた優しさにすがり続け 故に前向く強さなど持てぬまま
いつしか祈るようになっていた
せめて真冬の白い風に 記憶砕かれてしまえと
願えど消えぬ恋心
時の流れに褪せもせずに
ただ 胸の奥に募る想いは
春に揺れる 春に揺れる
届かぬ心を 雪解けの頃
春に揺れる 春を唄う
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