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絶対領域
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作詞 ビスケット |
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何かを求めて
古びた校舎に足を運ぶ
曖昧な記憶を手繰り寄せ
スリッパで踏み込む
絶対領域
途切れ途切れに再生される
不思議なあのメロディー
ゆらりゆられて波を打ち
不安定に私を導く
かつての私のすべては
今では他の誰かのもの
小さな痕跡すらなく
本当に あの時 この場所に
私が存在していたのか
疑わしいほど
メロディーが 波を打つ
かつての私のすべては
今では私の中だけのもの
呼吸を繰り返し 生きて
ふいに目覚めては眠る
私の絶対領域
共感も 痛みも 悟られることも無い
私の絶対領域
青々とした空の下
私だけが見て 感じた
空気と 静寂
干渉も 正確も 意味も無い
…息をしてる
かつての私のすべては
今では幼い誰かのもの
偶然と必然が折り重なり
またひとつ青を重ねてく
そして重ねられていく
それでも私はここに来る
本当に褪せることを知らず
息をしてる
私の領域 古びた校舎
いつでもそこに存在する
上履きでは もう
踏み込められない
かつての私のすべてには
私はいない
怖いもの知らずの
無垢でいられた かつての私は
記憶と重なる
青くて広い空の下
神様
この色が変わらないよう
誰かのためだけのものにならないよう
ずっと染めていてください
かつての私のすべては
今では私の中だけのもの
それは絶対領域
それだけ年を重ねても
ノイズも 色褪せも無い
同じように存在する
私の絶対領域
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