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ないもの
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| 作詞 風待 遊 |
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返事が来ない手紙を投函（だ）す
ポストが頬を朱く染める
形式だけのお辞儀をする
華麗な花が微笑（わら）いかける
意思を失った精神（こころ）が掴んだものは
未来のない 迷いでした
中身が薄いＴＶを観る
夜空が星の光を断つ
夕日に似せた林檎を食す
怒れるフォークがココロを刺す
ペンを放り出した右手が掴んだものは
形のない 曖昧さでした
暗がりな太陽でいい
強がりな月にはならなくていい
さびしんぼの君がいいよ
カッコイイ君など似合わないよ
恐がりなイグアナでいい
勇敢な猫にはならなくていいよ
恥ずかしがりの君がいいと
言っておくれ 愛しい人
暗がりな太陽でいい
強がりな月にはならなくていいよ
甘えんぼな君が好きだから
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