|
|
|
ミルクレモンティー
|
作詞 思 |
|
飴色に暮れなずむ
空に浮かべた レモンの灯り
はらはらとミルク色
風にゆられて 水面に滲む
君はただ夕映えに
真白の舟を ひとつ落として
泣いたっていいんだと
ふわりと僕に 笑ってみせた
くるくる 迷宮 惑って眠る
嗚咽をとかした涙の海は
欲張りで不器用で
すこしだけ優しかった
瞬きで移りゆく
窓の向こうと 佇む僕は
まざりあうこともなく
刻んだ傷に 戸惑っただけ
手を伸ばしふれあった
そのぬくもりが 導くままに
雑踏をかけぬけて
ふたりの夜へ 色を深める
きらきら 輝く 白銀の星
両手を浸した夜空の海は
冷たくて淋しくて
すこしだけ優しかった
くるくる 迷宮 惑って眠る
嗚咽をとかした涙の海は
欲張りで不器用で
すこしだけ優しかった
|
|
|