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月。
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作詞 紋白蝶 |
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空を見れば
闇の生き物
地面を這うのは
閨の生き物
月の光に狂った
涙を流して噛み付いた
ただただ獲物を探して
触れるのが怖かった
壊して汚してしまうのではないかと
ただ独りでいたかった
それはひどく恐ろしいけど
月は狂わす
人を 獣を
その空も星さえも
消してしまうほど
光の空
仲間がいた
空 星 太陽が
彼らのおかげで僕は
独りから抜け出せた
月の光に怯えない
もう独りじゃない
受け入れてくれた太陽は
笑ってうなずいた
月は人を狂わす
空も獣も星さえも
獣は空の裏切りで
太陽を失った
獣は失った
空を 星を
月の光が恐ろしい
空が破綻したのは
自身のせいだと
獣は自分を押し殺した
一番初めに消えるのは
獣だと思っていた
だけど
空が裏切り
太陽が消え
星はつかまった
獣はどうすることも
出来なかった
ただ独り
ただ孤独
独り、一人、ヒトリ。
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