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扇子と月と紅い薔薇
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作詞 最先端技術提供者 |
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月を隠す朦朧の雲をそっと
綺麗な扇子で扇いでみた
記憶の中の302号室は
紅い薔薇に塗れて
此処に在るのは貴方じゃなくて
貴方の皮を被った抜殻だと
思いたくて
ずっとずっと
ミテミヌふりでした
月を隠す朦朧の雲をそっと
綺麗な扇子で扇いだけれど
中々月の光は届かなくて
願いもきっと虚しく消えて
届く筈の無い
もう無になった貴方に
何度も叫んでは
また虚しさで涙溢れ
月の欠片でもいいの
そっと私を照らしてよ
黒さに慣れて光さえ
もう見えなくて・・・
紅い紅い薔薇に塗れて
無反応な貴方を揺らすの
もちろん
返事は返事は
無くて冷たい貴方でした
此処に在るのは貴方じゃなくて
貴方の皮を被った抜殻だと
思いたくて
ずっとずっと・・・
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