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ラブソング〜第一章入学式〜
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| 作詞 火龍 |
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「かなた〜おきなさぁい」
今日も朝が来てしまった・・・。
「まだねるぅ・・・。」
「こらぁぁぁ」ドテｯ
「ったぁもっと優しくしろよ母ちゃん・・まだ７時じゃん」
「今日は入学式なんだから遅刻できないんだよ」
俺は阿部かなた・・。
今日は高校の入学式・・。
「あぁだから母ちゃんそんな気合入ってるんだ」
「うっさいわねぇ、ご飯食べなさい」
「へいへい」
入学式って言うのに何も変わらない・・。
「当たり前か・・・。」
俺はご飯を食べ終え真新しい制服に袖を通した
「かなたぁ、支度できた？そろそろのぞみちゃん来るわよ」
「えぇあいつ俺と同じ学校なの？・・・なんで？」
阿部のぞみは俺の幼なじみ、天然だけど頭がいい
あいつはもっと上に行くとおもってた・・・。
「かなたぁ、きたよぉ」
「おぅおはようのぞみ」
「おはよう、また同じ学校だね」
「なんでお前あんな高校にお前ならもっと上に・・。」
「ん〜かなたがいるからかなぁ」
「はぁ？」
言い忘れてた俺らは、三年の後半から付き合ってる。
なんかなりゆきでＯＫしてしまった。
でも、今はのぞみに夢中（笑）
「んじゃ、行くかぁ」
「うん」
高校までは、バスで２０分・・。
結構近い・・。
まぁ、だから選んだんだけど・・・・。
「着いたよ」
「おぅ・・。」
俺は久々に高校の校門をくぐった。
入試以来だ。こうして見ると結構でかい。
試験の時はそんなの見る暇なかったから・・・。
まだ八時になっていないのに人は結構集まっていた・・。
ｸﾗｽ別けがはりだされていた
「俺1組」
「私1組」
「同じじゃん良かったな」
「それじゃ行こう」
「あぁ、阿部同士だから席も隣だって」
「やったぁ！？」
俺達はｸﾗｽに行った・・。
とにかく席に着く・・。
俺の前はぁ・・・・・・。
相沢アツキ・・・かぁ
そんな事を考えていると
「なぁなぁ」声をかけられた
「ん？」
「君阿部かなた君？」
「そうだけど・・・・。」
「友達にならん？俺アツキ・・・。」
「ﾏｼﾞ？おぉお前が友達第一号だよろしく」
「よろしく」
なかなかいいスタートだ
のぞみも仲良さそうに女子と話してる
楽しくなりそうだ・・・。
式は眠かったけどその後アツキと一緒にゲーセンで遊んだ。
明日が待ち遠しい。
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