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平凡な 食卓。
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作詞 polca cat. |
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日が暮れて 月が昇る前に
父さんから 母さんに メールが来る。
「いまから帰ります」
そうすると
「お疲れ様。ごはんはできてます。」って返す。
夫婦のいつもの やりとり
また お姉さんは 2階でゲームに夢中で
ごはんだよって声が聞こえない
だから 母さんと2人で
テレビをみながら食べる。
気付いたら 月も昇って
ほろ酔い加減の 父さんが帰ってくる
今日 ボーナスが出たぞ
なんて 浮かれ足で
もう十分 赤い顔で
ビールを飲むか って
少し 高いビールを
冷蔵庫から グラスと一緒に持ってらっしゃる。
あまり飲む気はしないけど
嬉しそうに笑うから
1杯だけ 付き合う
いつの間にやら 姉さんが降りてきて
だいの大人が 4人
狭いテーブルに ひしめき合う
これが いつもの 我が家
これが たどりついた 日常
いいな いいな
特別ではないけど
平凡な 食卓。
ひとり にんまりとしていたら
また一杯っと
注がれてしまう。
にがい にがい
黄色いビールも
優しく 飲み干す。
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