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かげろう
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作詞 polca cat. |
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小さな影を落としながら
一人帰った 家までの道
いつも「なぜ?」が付きまとう
その幼い体を
孤独から守ってくれるのは あなただった
玄関のドアをあければ
揃えられた靴たち
ただよう 甘い香りに
優しい「おかえり」の声
なんて幸せだったんだろう
帰る場所のある その喜びを
当たり前だと思っていた あのころ
いま 呼びかけたい 名前がある
もう届かないだろうけど
この夏の 青い 青い 空に向けて
あなたに似てきた姿と声で
精一杯の「ありがとう」と一緒に
伸びた影を落としながら
二人で帰る 家までの道
いつもつなぐ 2つの手
この愛おしい手を
孤独から守れるのは 私とあの人
玄関のドアを開ければ
飾られた写真たち
ただよう 甘い香りに
あなたの声はないけれど
私は幸せです こんなにも
帰る場所のある この喜びを
当たり前ではないと知っても
もう 昔のように抱きしめては もらえないでしょう
だって その体は空へと旅立ったから
でも 確かに
この体には あなたからの温もりが息づいていて
思い出しては ふわり ふわりと
愛が溢れてきます。
守るものがある 今の私には
あなたの孤独が よく分かるようになりました
けれど だからこそ
ひとりではないと 思えるようになったのです
いま 呼びかけたい 名前がある
もう届かないだろうけど
この夏の 青い 青い 空に向けて
あなたに似てきた姿と声で
精一杯の「ありがとう」と一緒に
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