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夏が終わる
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作詞 polca cat. |
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洗い忘れた上履き
終わらない宿題
読みかけの漫画
たべかけで溶けたチョコ
飲みかけのサイダー
ぬるい蛇口の水
壊れた風鈴
隣の家からカレーの匂い
僕たちは夏を走った
終わるなんて信じられないくらい
公園で泣いてる低学年
自転車立ちこぎ
トランシーバーで盗聴
母さんの怒る声
線香のにおい
プールの後の濡れた髪
ビーサンの鼻緒の痛さ
花火の煙が流れない
祭りの高揚感
隣のさやちゃんの笑い声
綺麗な声だな
いつまでも聞いていたい
せいちゃんの好きな子
夏休み明けに転校だってさ
俺、字汚いけど手紙書くよって
ちょっと格好よかったな
いっちゃん来年受験だからって
夏休み遊んでくれなかった
僕はどうなるだろう
来年のことなんて分かんない
クラスの女子は少し去年と違う
少ししゃべりにくい
背が抜かれて 悔しい
でも僕たちは夏を走った
終わるなんて信じられないくらい
夕日の赤さみたいに
一瞬で変わっちゃうのかな
いま いま いまは
目覚ましの音
左目から泣いてる僕
夢だったのかと少し笑う
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