|
 |
|
ここを好きになるには
|
| 作詞 polca cat. |
|
桜が散った頃
知らぬ間に覚えたみんなの顔
いくつかできたグループ
楽しげに話す皆を見て
出遅れたわたしはただ眺めてるだけだった
朝のドジした話
楽しそうに話すあの子をみて
その話に加わる自分を想像した
でも勇気がでなくて
外を眺めるしかなかった
夏になるとどのグループにも
ボスができて
あっちやこっちが騒がしくなってくる
女の子って複雑なのよ
向こうが目立てば
あっちがブーイング
でもどうせしょうもないことで手を組むの
みんな この場所で
本音で居るときってあるの？
少し困った顔でうなずくあの子も
合わせて調子よく言うあの子も
私は机しか居場所がなくなって
でもね わたし
人気者のあの子がひとりになったとき
安心した顔してるの知ってるの
本当は
モテモテのあの子が
男の子より数学が好きなの教えないの
どうして 皆
優しい顔して
無理するのか
ときどき分からない
梅雨がくる頃には
涼しい顔して
本を読む私がつまんなくて
いつの間にか
他のことを話題にしだした
夏休みが終わって
暑さが落ち着いた頃
話ができる子ができた
いつもひとりで本読むあの子が
時々楽しそうに私に話すとき
少し嬉しいと思うの
難しい話は分からないけど
笑顔を見るだけで嬉しいこの気持ち
私達は孤独を愛してないって気付くの
女の子は群れないと
やっぱり寂しいって私も知ってる
はじかれる子が悪い訳じゃないって
本当は皆分かってる
誰かを的にしないと
やっていけないのがおかしいって
分かってても
ひとりが怖いの
ひとりだった私には
群から弾かれる寂しさの
全部は分からないけど
あの子がひとりで不安なら
一緒にいようと思う
みんな仲良くはできないよ
そんな平和はなかなかできないから
でも誰かを的にして遊ぶのは
すごく下品な遊びだよ
次狙われるのが誰かわかんない
そういうの疲れるから
朝のドジした話や
お母さんの愚痴や
将来の話しよう
それならきっとみんな
ここが大好きになるから
朝が早く来ないかなって思うから
|
|
|
