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夏の落としもの
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作詞 polca cat. |
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手のひらから逃がした蝶が
入道雲をなぞるように飛んでいく
いじけた夏の暑さのなか
僕らの今日は
ぽっかり空いた時のなかで座り込むよう
入れたてのコーヒーの香りがする
何も何も
残らなかった
学生時代
君がすねながら 蹴ってきた放課後
チャイムの音は 時間と時間をさいていった
大人になって、あの夜
君と僕が手を繋いだ夜
運命はあの時代から
何歩か踏み外したようだった
その落下速度に
景色は色ばかり鮮やかになってく
恋に落ちたと気づいたときには
もう心地よすぎる 君の温度
すこしの散歩と別れを持ちより
僕らの新しい季節がくる
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