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デクレッシェンド
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作詞 サンガ |
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君の手は いつもより冷たくて
僕はもう 何もかもが信じられない
何度か 名前呼んでみても
頬つねっても 夢から醒めないまま
壊れたメトロノームみたいな心電図
君のギターの音で 掻き消してよ
君の鼓動は デクレッシェンド
僕の鼓動は アッチェレランド
「どうして? どうして?」そんな疑問が
頭の中でリフレインする頃に
僕の耳元で コーダが鳴り響いた
僕の目は 傍観者を演じて
ごくたまに まるで思い出したように
涙を ひとつ流してみる
そういう日々を しばらく繰り返した
電池の切れた玩具みたいなこの身体
棚のCDなんかじゃ 起き上がれない
君のギターは いつもアレグロ
僕の心も カンタービレで
悲しい 気持ちは 吹っ飛んだのに
頭の中でリフレインするそれが
僕のなにもかもを……
だけど みんなのその足音は
何故か クレッシェンド
なんで そんなに強く生きられるんだろう?
僕の歩みは デクレッシェンド
やがて鼓動も デクレッシェンド
「どうして? どうして?」そんな疑問が
誰かの中でリフレインする頃に
僕の耳元で コーダが鳴り響いた
君のギターが鳴り響いた
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