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Q&A
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作詞 創想屋 詩子 |
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僕がテレビを見ていると
コールが鳴ったよ
仕方なく受話器を取ると
聞き慣れない君の声
普段あんまり
話さないから
照れくさいよね
君はよく笑うけど
受話器の向こうでも
相変わらずだね
用件が済んだ後も
君は話しを続けた
だけど僕は早く切りたかった
だってこのままじゃ
君があの台詞を言ってしまう
些細な話しの後
少しの沈黙が
合図したみたいに
君は切り出した
勇気も必要だったろうに
僕は適当に茶化して
君はこんな時でも
いつもの様に笑った
君はどんな気持ちだったろう?
僕はこれからも
答えを出さずに
あやふやなままで
終わらすつもりか
決意も必要だったろうに
僕はありきたりな嘘を付いて
君はこんな時でも
「そうなんだ」と言った
君はどんな風に思っただろう?
最後に君は一言残して
別れを告げた
その言葉は無性に
僕の胸をキツくするんだ
答えはもう出てる筈なのに
その言葉で胸が痛むんだ
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