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影響
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作詞 創想屋 詩子 |
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僕は、
此処に居ないと思ってた
可笑しな話しだけど
透明人間
じゃないのかって思ってた
正味な話しだけど
消えようと思えば
自分なんか
消せるって思ってた
だけど
難しい事だと分かった
歩いたら道になった
辿ると足跡が在った
地面の蟻は
僕をどんな怪物と勘違いしたろう
僕は、
大した人間じゃないと思ってた
居ても居なくても変わらない
そういう奴だと思ってた
昨日も今日も
多分明日もずっと
続く日々だと思ってた
だけど
間違ってると分かった
叫べば遠く木霊する
誰かの鼓膜が揺れる
ジャンプした
僕はどれだけ大地に響いたろう
「おーい!
呼ばれてるのは
君だよ
そうそう
其処の君」
そう簡単には消えられない
いつも誰かが見てるんだ
呼吸をすると空気が揺れた
走ると風が起こった
間違いないな
僕は此処に在る
手、よし
足、よし
身体よし、
僕、よし
君の影と
僕の影
今もまた響いてる
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