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郵便屋
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作詞 孤芽音 |
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孤独の世界 暗い部屋
楽しいこと そんなこと ない
信じれるやつ そんなやつ いない
そう 思ってた
深夜0時 鳴り響くチャイム
「こんな時間になんの用だ」
疲れた身体 無理矢理起こして
よっこいしょなんて おやじか俺は
開けた扉には見慣れた格好
「こんばんは郵便です」
「こんな時間になんなんだ」
「あなたに涙を届けにきました」
聴こえる鈴の音ひとつ
開けた箱には
あの日埋めた 僕の思い出
一番奥には 家族の写真
不思議なんだ 俺の景色が滲んだ
深夜0時 鳴り響くチャイム
「ああ、あいつか」
不思議なんだ 身体は軽い
足はまっすぐ 扉に向かう
開けた扉に昨日の格好
「こんばんわ郵便です」
「今度はなんなんだ」
「あなたに怒りを届けにきました」
聴こえる鈴の音ひとつ
開けた箱には
俺が世界一嫌いな ピーマンども
なんだこれ ふざけるな
不思議なもんだ 俺が普通に怒ってた
深夜0時 もちろんあのチャイム
「もういいかげんにしろ」
今までにない 早足で
あいつのもとに 扉に向かう
開けた扉にいつもの格好
「こんばんわ郵便です」
「今日はなんだ。もうやめてくれ」
「あなたに笑顔を届けにきました…」
「HAPPY BIRTHDAY」
聴こえる鈴の音ひとつ
開けた箱には
あいつの持ってた 小さな鈴
一枚の封筒 差出人は郵便屋
きれいな文字で たった一言
涙が溢れた 笑いが溢れた
“DEAR MY FRIEND”
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