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喪失の彼方
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作詞 紗羅 |
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涙に濡れた愛の傷
緩められない哀の糸
揺れる想いは唯一無二
消えては現る泡沫
鼓動に埋まる針故に
息苦しき立夏の夜
誰が為に何が始まり
誰が為に何が過ぎ去る
熱さに震う 陶酔の罠
かの春の宵 今は何処
抱擁の温かみなど
温い虚偽でしかなかった
憎む心に嘲笑を
囚われの身に罵りを
通過してゆく純情に
纏わりつく汚らわしさ
誰が為に己を捧げ
誰が為に己を魅せる
愚かに泣いた 甘美の残像
かの無垢な夢 今は何処
涙に濡れた愛の傷
緩められない哀の糸
抱擁の温かみなど
温い虚偽でしかなかった
私の為に時を拭い
彼方の為に終焉を
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