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Re.Birth
作詞 KIMINOUTA
その塔は空を突き抜け高く聳え
人間という名の歴史想創造物を見下す

あぁ哀れだ
あぁ哀れだ

人々はその塔の声に怯えた

悲しみの色の薄れた世界に
再び命が芽生える

その街は灰色をしていた
華の色も海の色も無い
煉瓦造りの街並みを
一人少女が歩いてる

白いワンピースに
真っ赤な靴
この世界では伝説に在る
空色の瞳をいていた

遠い昔に滅んだはずの人間が
此処に独り残されていた

この街は時間が止まっている
少女はこれからもずっと
何千何万の時を孤独と生きてく

少女は疑問に想った
塔の先は空に繋がっていて見えない
そこには何が広がってるのだろうか

もしかしたら
私は死ねるのかな

独りぼっちで
何千何万の時を
死ぬ術も無く
生きる意味も無く

この色を失った世界で
在り続ける事に何の理由があるのか

一歩一歩と
塔の階段を上り続ける赤い靴
塔内に響くその足音が
まるで独りじゃない様な気がして
嬉しくて

零れた

塔の先は何処にも繋がってなくて
階段は広い部屋まで続いてた
その部屋には一つだけ扉があって
その先に待っているものは何か
何となく解ったけど

開けてみた

足が宙に浮いて
ふわっと体が軽くなる
まるで羽根が生えた様に
空を

飛んだ

私は独りじゃない
もぅ独りじゃない

雲が晴れて
青空が顔を出した
にこっと笑って

世界に
色をつけた

遠くから
二つの産声が聞こえて

塔が崩れていった

最後の人間は最初の人間を生んで
最後の景色は最初の色を描いた
それは次々と連鎖して
少女を創るだろう

いのちを創るだろう

煉瓦造りの街並みを
誰かが通る足音がする

静かな歌を口ずさみながら

灰色のままの
塔が崩れたその残骸の隙間

空色をした華が
ひょっこり顔を出している

通りかかった誰かが
声を掛けた


綺麗だね

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歌詞タイトル Re.Birth
公開日 2007/12/27
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント それは連鎖して生まれた
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