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忘れられた名前
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作詞 KIMINOUTA |
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ほこりまみれの本
そっと最初の1ページを開く
とり残された記憶の片隅で
光を失いかけている主人公
黒い服を身に纏って
嘘と戦い続ける君は
誇らしい銀色の瞳で
その闇を真っ直ぐ見つめてた
足跡を付けて歩いても
歌をうたいながら進んでも
その存在はいつか消されてしまうから
何も無かったかのような顔してにこっと笑った
悲しみの場面、涙も出なかったよ
うす汚れた1ページ
存在して良いと言って
霧に隠された現実の様に
街角の隅に、居場所を探して
彷徨うだけ
ほこりまみれの本
その世界に取り込まれて
取り残された檻の中で
裏切りと戦い続ける主人公
完璧なのは嫌だと
光を強く拒んだせいか
綺麗な銀色の瞳は
汚れたものしか映せない
そこに旗を建てても
大切なものを見失っても
それはまだ此処にあるから
悲しみのふりしてにこっと笑った
幸せの場面、涙が出たよ
うす汚れた1ページ
世界から消えろと言って
涙で見えなくなった喜びの先に
光に付けられた傷に、怯えて
立ち止まっていた
光を嫌ってる、そんなんじゃない
闇を嫌ってる、そんなんじゃない
強がりのふりしてにこっと笑った
涙を強く拒んでたからだよ
黒の服を身に纏って
嘘と戦い続ける君は
その闇の中で
銀色の瞳を煌めかせる
悲しみのふりしてにこっと笑った
知られるのが怖かったからだよ
悲しみの場面、涙が出たよ
うす汚れた1ページ
存在して良いと言って
闇に閉ざされた心の様に
寂しさの後に、君の傷に
うす汚れた1ページ
此処に居て良いと言って
笑顔の奥で、光の様に
影に立たずむ様に
僕の名を呼んで
僕の名を呼んで
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