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狂い咲きの桜姫
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| 作詞 妃 |
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この学校の七不思議
七つ目の話知ってる・・・？
あのね、裏庭の「狂い咲きの桜」あるでしょ？
あの桜、３つ目の話にもでてくるけど、、、。
ほんとはね、あの桜の木下に お姫様が埋まってるんだって。
昔、戦が絶えなかった時
遠くから お姫様が ここの土地に避難してきたんだって。
とっても綺麗で 長い長い黒髪が素敵な お姫様だって。
桜の木が大好きで いつも 桜の木でできた髪飾り 頭につけてたんだって。
でもお姫様、非難したお城の お殿様の怒りをかって
切り殺されちゃった。
お殿様の家来は 綺麗なお姫様を このまま放っておくことができなくて
こっそり お城の裏庭に埋めたんだって。
すると そこに桜の木がはえてきたの。 不思議だね。 でもほんとだよ。
そして、戦が終わって お殿様のお城は 燃やされてしまってなくなってしまった。
でも 姫の桜の木は 燃えずに残ってたんだって。
そのお城があったところに この学校が建てられたの。
おじいちゃんが通ってた時も ひいおじいちゃんが通ってた時も
この桜は ずっとあったって。
春には 校庭にある桜は みーんな咲いて
でも この 狂い咲きの桜は 咲かないの。
この桜が花をつけるのは 冬の それも特に寒い日。
いつ咲くかわからない・・・ だから 狂い咲きの桜。
でもね・・・七つめのはなし これでおわりじゃないんだよ。
またあとで・・・はなしてあげる・・・。
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