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微睡みの中で
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作詞 リンクス |
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安らかに眠る君の横顔を見て
“もし この目がもう開かなかったら”
とか 考えてしまう俺を
君は笑うだろうか
目覚めたとき 君が隣にいる幸せを
どう言えば正確に伝わるだろう
どんなに長い物差しでも測れない 誰にも測ってほしくない
口に出せない
声に 言葉にならない
安らかに眠ってほしい
今 この瞬間で幸せが終わろうとも
君が闇に犯されないように
安らかに眠ってほしい
たとえ その柔らかな笑顔が
俺のものじゃなくなっても
冷たい雨に 立ち尽くしてた夜
凍えていく心すら 守る気にならない
ふと張り付いた髪の隙間から 柔らかい灯を見た
差し出された君の手は 不必要に温かくて
ふいに泣きそうになった
あの日の傷ついた俺のために
君はいてくれたんだ
そう自惚れても良い?
あの日の君だけは
ずっと俺のものでいて
くるりと丸まった小さな手足 俺よりずっと細くて
力をかけたら ふいに零れていきそうな脆さ
薙ぎ払えば 掻き消えてしまいそう
安らかに眠ってほしい
たとえ 全てが悲しみに終わっても
君の胸に思い出はあるから
安らかに眠ってほしい
君が眠っている間くらい
俺が君を守るから
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