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ダンデライオン
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作詞 リンクス |
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長い髪 風はらませ
微笑んだ君 青空の下
くるり、くるり
スカート はためかせ
僕の前を 踊るように歩く
君の姿 最後の君
つかめない幻に 縋って
何度も空を 掻き抱いた
いつだったろう
今日のような日に
やはり二人 ここに来た
君の姿 足下に映る
春の君 ダンデライオン
踏まぬようそっと 歩く君の瞳
奥で涙が ひかった
紅い華 足下に咲く
眼を閉じ ダンデライオン
埋もれるように ふっと
君の姿 消えた
閉じこめられた 君の声
もうあまり 聞こえないよ
淋しい瞳 向けないで
どうして こんな
君が どうして?
潤んだ目 涙をため
俯いた君 雨の夜
タンポポの花(ダンデライオン)
泣いているのか?
彼女のために 泣いたのか?
君の姿 小さく見えた
迫りくる 死に怯え
縋りつく 君の腕
強く抱きかえし
二人泣いた
春になる 少し前
君は微笑んで 眠った
それからは
話すことも
起きることも
息さえも
しなくなった
ダンデライオン 春の君
最期の最後 裏切るなんて
君の魂 蕾に託して
いつか また 会えるかな
春の君 ダンデライオン
君の化身 その魂
銀の綿毛 君の心
空へ帰れ 自由を求め
さようなら ダンデライオン
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