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嘘滅ぼし
作詞 心菜
本当に小さなことで 僕は嘘をついた

軽い気持ちで 罪悪感も少しはあったけど
そんなに悪いことだとは思わなかった

だって人は故意じゃなくても
嘘をつかなきゃいけない時がある

逆に「嘘をつかない」と言う人は
社会で生きていけない気がする

僕はよくわからないけど「社交辞令=嘘」でしょう?


          でも今
 

  僕はもう頻繁に嘘をつくようになってしまった



小さな嘘でも積もれば大きな嘘になり
それを崩さないように ばれないようにするには

また別の嘘を 新たにつくしかない



    そうやって嘘を重ねる理由は
           
           「僕を僕自身が守りたかった」から



なんて言い訳も重ねて 今日もまたひとつ、ふたつ・・・




   そんなことを重ねていくうちに 僕は僕自身を失った




守りたかったものは僕自身だったはずなのに

 嘘に嘘を重ね続けた僕は 本当のことを見失った



いつのまにか僕は 僕自身にも嘘をつき続けていたから

 「本当の僕」を「真の僕自身」を 嘘で隠すことで




    本当に大切なことを見失い 失った




嘘をつき続け 僕は僕自身を守ってきたはずだったのに

 その僕自身を失くしたのは 僕がついてきた「嘘」たちだった





 僕自身を隠し守り続けた未来に待ち受けていたものは

  「嘘」たちの恐ろしさと 抜け殻になった「僕」だけだった・・・

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 嘘滅ぼし
公開日 2007/08/04
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 「僕」自身の存在も 嘘なのかもしれない
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