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嘘滅ぼし
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作詞 心菜 |
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本当に小さなことで 僕は嘘をついた
軽い気持ちで 罪悪感も少しはあったけど
そんなに悪いことだとは思わなかった
だって人は故意じゃなくても
嘘をつかなきゃいけない時がある
逆に「嘘をつかない」と言う人は
社会で生きていけない気がする
僕はよくわからないけど「社交辞令=嘘」でしょう?
でも今
僕はもう頻繁に嘘をつくようになってしまった
小さな嘘でも積もれば大きな嘘になり
それを崩さないように ばれないようにするには
また別の嘘を 新たにつくしかない
そうやって嘘を重ねる理由は
「僕を僕自身が守りたかった」から
なんて言い訳も重ねて 今日もまたひとつ、ふたつ・・・
そんなことを重ねていくうちに 僕は僕自身を失った
守りたかったものは僕自身だったはずなのに
嘘に嘘を重ね続けた僕は 本当のことを見失った
いつのまにか僕は 僕自身にも嘘をつき続けていたから
「本当の僕」を「真の僕自身」を 嘘で隠すことで
本当に大切なことを見失い 失った
嘘をつき続け 僕は僕自身を守ってきたはずだったのに
その僕自身を失くしたのは 僕がついてきた「嘘」たちだった
僕自身を隠し守り続けた未来に待ち受けていたものは
「嘘」たちの恐ろしさと 抜け殻になった「僕」だけだった・・・
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