|
|
|
震え字
|
作詞 心菜 |
|
何気なく この胸の奥に
小さな期待を秘めていたけれど
今時は放課後 帰宅時間
期待をしている自分を責めながらも
残り少しの期待に息をのんで
でもやっぱり期待はずれ 自業自得よ わかってる
少し落ち込んでいる自分に気づきながらも
必死に言い訳のことば並べて 脳内戦争
あきらめて帰ろうと みんなの愛もちながら 下駄箱へ
何のためらいもなく 下駄箱あけると
可愛らしい袋に包まれた
ひとつのプレゼントが 僕を迎えてくれた
脳内戦争終わらせて 残ってた期待急上昇
はやる気持ちを抑えよう でも手が震えてる
大丈夫 大丈夫 今度は脳内憩いの場に
意を決して 袋をあけると
その中には 君の愛が あふれていた
震える手を強く握りながら
壊れ物を扱うように 傷ついた心を覆うように
そっととりだしたのは 君の愛
袋の中よく見ると 一枚の手紙が
なんとも可愛らしい君の愛の上に
綺麗で達筆な 僕のいとしい君の字
少しばかり 字が震えてる気がするけど
僕のちょっとした思い違いだと 思うことにしよう
恥ずかしかっただろうに こんなに可愛いものだから
どんな想いで どんな顔をしながら
この愛であふれたプレゼントを 僕に?
想像するだけで 笑みがこぼれる
笑みというより にやけに近い気がするのは気のせいだ
でも こういう気持ちを 人々は
きっと 「愛」だと いうのだろう
頬に何か温かいもの 伝ってきたけど知らないふり
あえてこの何かを 隠すことはしないよ
だって この温かいものが
僕の 「愛」
また 君に溺れちゃうよ
こんなにいとしい気持ちは 君のせいだよ
だから今度こそ 隠したりしない
素直に すべて 流してみるよ
「誕生日おめでとう」
一枚の手紙に 書かれていた
綺麗で達筆な 僕のいとしい君の字
少し震えてる気がするのは 気のせい?
|
|
|