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僕の生きる時代
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作詞 Z−WINE |
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今日も朝から 電車に揺られ
いつものように 出かけてゆく
窓に映(うつ)った 能面(のうめん)のような
自分の顔を 覘(のぞ)きながら
嫌悪(けんお) 惰性(だせい) 倦怠(けんたい) 喪失(そうしつ)
そんな虚(むな)しいだけの感情
繰り返して 繰り返して
年を重ね続けて
今日も駅では 浮浪者(ふろうしゃ)達が
空き箱の城 夢を見ている
通り過ぎる 人達はみんな
自分の足を 急(せ)かしながら
雑踏(ざっとう) 喧噪(けんそう) 人ごみ ざわめき
そんなあたりまえの日常
繰り返して 繰り返して
年を重ね続けて
ありふれた毎日がまた始まっている
通りゆく僕の生きる時代
意味を求めることなど
忘れ去ってしまいそう
「僕は誰で 今何をしているの?」
階段上がれば 薄汚れた空
ほんの少しだけ 吸い込む空気
歩き出せば 聞こえてくる
誰かの「おはよう」 目映(まばゆ)い微笑(ほほえ)み
不安 焦(あせ)り 苛立(いらだ)ち 溜息(ためいき)
そんなやりきれない日常
それでも それでも
その中で蠢(うごめ)いてる
笑顔 涙 悲しみ 喜び
そんなかけがえのないものを
抱きしめて 抱きしめて
年を重ね続けよう
朽ちるまで 朽ちるまで
抱きしめ続けよう
僕の生きる時代を
薄汚れた空に
射(さ)し込んでくる 青・・・
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