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クロッカス
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作詞 きなこ餅 |
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柔らかな風が こんなにも冷たいのは
穏やかな時が 別れを告げたからかな
優々とした世界にも 陰は出来てしまう
あの日から僕らは 小さな罅を増やしていった
それが粉々に砕けるのを 待つだけならば
いっそ
クロッカス 愛なんて気付きたくなかった
遠ざかる温もりに 見えぬ傷は疼くんだ
クロッカス それを痛みだと知ったよ
流される雲が 抗えないように ほら
迎えた運命は ずっと分かりきっていた
守りたいもののない 日々は味気ないと
新たな出会いを 探しても傷に怯えてしまう
いつか粉々に砕けるのを 待つだけならば
いっそ
クロッカス 愛なんて出会いたくなかった
苦しくて胸を抑え 癒えぬ傷を宥めた
クロッカス それを痛みだと知ったよ
泣きやまない心はまだ 君を想ってしまう
自らを咎め 愚かな罅を増やしてゆくんだ
それが粉々に砕けるのを 待つだけならば
いっそ
君を見つめなきゃ 愛さなきゃよかったのに
それを痛みだと知ったよ
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