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放流
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作詞 dnalocin |
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この身体傷つけて
得るものがあるならナイフを持とう
赤と黒の混合液
滴る熱の中へ
無言で流れる時の河
縋れるものは何も無い
足掻く手が掴むのは
ただ無色の水だけ
染められるものなら
今すぐ刺しましょう
空白の薔薇へ
この身体傷つけて
得るものがあるならナイフを出そう
空気を駆った刃
痛みの先には砂漠
枷と膚が触れる音
誰にも聴こえるわけがない
落とした塩は広がる
河はまだ気付かない
例え染まらなくとも
今すぐ刺しましょう
過ちの果実へ
この魂傷つけて
得るものがあっても手は掴まない
赤と黒の混合液
広がっては消えてゆく
その瞳傷つけて
得るものがあるならナイフを持とう
見詰めるあなたの視線
滴る熱の中へ
染められるものなら
今すぐ染めてみてよ
そこには何も無い
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