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真紅の華
作詞 魅稀
守りたいモノがあった。
何に変えても、守り抜きたいモノがあった。
ただ、夢中で夢を追うほどに
それの存在は薄れていった。
あまりに微細な変化に、気付くことすら出来ずに。
あれほど大切にしていたモノは、
儚く消え去った。

仕方ない、どこかでそう言っている。
間に合うかもよ、どこかでそう言っている。

広げた翼 上昇気流、乗って飛んでいけると思ってた。
その後の雨など考えもせずに。
一つ揺れた真紅の華に化けたのは・・・・。


限りなく透明な雨音。
ひとつ、またひとつ。
落ちる雨粒と同じに堕ちる姿。
叶えられたはずの夢が、酷く霞んで味気なく思える。
そんなのただの身勝手だって、分かってる。

広げた翼 風を受けて、もう前には進めないのでしょうか。
向かい風は予想していなかった。
一つ可憐な真紅の華が、それでもなお咲いていた。

大丈夫だよ
  声がした。
もう分かっているでしょう?
  静かに響いた、深い声が教えてくれた。

広げた翼 上昇気流、乗って飛んでいけると思ってた。
その後の雨など考えもせずに。
一つ揺れた真紅の華に化けたのは、一度無くしたヒカリでした。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 真紅の華
公開日 2008/05/02
ジャンル ロック
カテゴリ その他
コメント 大人になるにつれて、自分が大切にしていたモノを失ってしまう気がします。この詞では、大切なモノを色んな捕らえ方が出来るようにしています。時には大事な人であり、自分なりの考え方であり、打ち込んできた事であり。
少しでも、気持ちが伝えられればいいと思っています。
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