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マキアベリズムの救済
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作詞 沙羅っこ |
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ひとつの者は 二つに割れて
見下ろす世界を 僕らは嗤う
ピエロの涙 無知なる正義と
僕の苦痛でお前が産まれた
切ない音で軋んだ心臓
言い訳だけを吐き出した
確固たるこの暗闇で
お前が犯した罪を
冷え切った手が
泣き打ち消すのだろう
気高く美しい蒼
詭弁だと笑っていて
其処まで焦がれながら
もはや見える
重なった掌
無垢の涙 止めては
虚勢を張り続けた背中
消えない罪悪 お前が打ち消して
今だ見えぬ王に憧れる
僕らは醜い一心同体
絆なんてある訳がない
極罪のための生贄となってくれ
僕らはそう復讐で愛を愛でる
王が下した決断を
背中に受けて絶望だけ
あの日観た蒼は
僕と一緒にもがれた
お前の笑み 描いて死んで
僕の世界の悲鳴を聞いて
お前を作った恐怖
見たくもない
なんて偽物の事実
見えない出口に隠された
残り物をかき集めよ
ピエロの涙 容易す過ぎる動乱
こんな簡単に証は消えて
鞘に収めよ自らの闇を
嘘を本当に換えてゆけ
この手で傷つけた総てを通り過ぎながら
今は一人分の手を救ってやる
ひとつの者は 闇へと還り
ひとつの者は ただ涙する
ピエロの涙 無知なる正義と
僕の苦痛でお前が産まれた
真冬の太陽のような名前
死んだお前に名づけよう
消えない罪悪 忘れる筈もなく
飽くなき仮想にしがみついていた
愚かな僕たち無知なる子供
理想しか語れなかった
断罪のための生贄となってくれ
お前の闇をも背負って歩く
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