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春霞
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作詞 ライ麦 |
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寒く厳しい冬を超え 暖かい春が来ました
会いたくて 苦しかった冬を超え
会えなくなった 春が来ました
凄い近くで 見てたはずなのに
急に霞んで 届かなくなりました
声が枯れるほど叫んでも 手は届かなくなって
あれだけ見えてたはずなのに 今はぼやけて見えるよ
澄んだ空がくれた思い出 霞んだ空が突きつけた今
霞んで遠くに消えてったね
春になると 遠くが濁って見えるよね
あれは 春霞って言うんだよ
もう霞んだ遠くは 見えないんだよ
すぐ傍にいたはずなのに 春風に吹かれて消えちゃったのかな
伸ばせど手をかすめるのは 濁った空気とぼやけた時間
会いたくて苦しかったのに 今は会うコトさえ許されないよ
終わったんだって言い聞かせても まだ受け入れてないよ
濁った空がくれた現実 澄んだ空が置いてったマボロシ
ねぇ霞んだ先から手を伸ばしてよ
会いたかった 会えなくなった
澄んでた空も 濁った空に
澄んでた今も ぼやけた過去に
何で人の心は移り行くのだろう 季節の移り変わりのように
季節は春で暖かく 世間は始まりの時期なのに
終わった僕は始まらず 終わったまんまで置いてきぼり
僕って結局何だったの?
霞んだ空は何も教えてくれないよ 澄んでた冬には見えてたのにね
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