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夕翳と儚き
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作詞 あくあ |
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ちらと見た君の横顔は
終わりを既に解っている
頭でどうにかなるものでは
無いと運命を諦めて
幾度も覗き込んだこの翳を
君が振り返ることはもうないね
低い空を振り落とす
もう二度と昇らないように
低い音が鳴り響いて
儚き翳を落とす その夕暮
手を解いた君の感情は
見抜ける程には容易くない
秋が静謐を負っていくのを
冷静な目で見極めて
幾度も雪崩れ込んだこの部屋に
君が帰って来ることはもうないね
惨い雨を降り落とす
もう二度と乾かないように
惨い人を憎むのなら
儚き翳は落ちる この夕暮
青い君を振り落とす
もう二度と追わないように
青い空を振り落とす
もう二度と昇らないように
惨い君を振り落とす
もう二度と翳を落とさぬように
夕
暮
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