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夕景の境界
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作詞 NECURAP |
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夕景の終わる頃 月の覗く夜の始まり
幽玄の世界を纏う 空夢に変わる時
幾度となく繰り返した華胥の話 朝になれば痕も残らない
月が照らす間 御伽の物語に目は塞いだ
そういつまでも夢見心地 感情だけは筆に残し
次の日へ送る手紙 そして日が沈みまた潜る世界
幻想を描いた宴なら 朝靄が境界線
けれども酔いだけは次の日に託した人々 笑うなどどうかしてる
朝露に目を覚まして いつも通りの話へ
曖昧になって不確かな視線 誰にも見えぬ声が相手
夕景の終わる頃 月の覗く夜の始まり
いつでも諸人は知らぬふり 今日も一人夢へ
幽玄の世界を纏う 空夢に変わる朝の終わり
忘れることなかれと今際の時 手を離す君に歌う
溢れた言葉 終わりがもどかしく 次の日も待てないと子供らしく
呟いた戯言 今までの記憶に迸る
夢の中 爪を噛んだ仕草は未だに治らない
幽玄の華 筆をまた 手に取り綴る思い 儚い
霧と暗転 花びら舞う揚羽 2つ交わるように世界が変われば
君の目にも見える 枯れ葉もやがて1つの花の種ならば
この物語にもきっと迎えられる終焉
形も知らぬ古の風景 故に忘れられる運命
夕景の終わる頃 月の覗く夜の始まり
いつでも諸人は知らぬふり 今日も一人夢へ
幽玄の世界を纏う 空夢に変わる朝の終わり
忘れることなかれと今際の時 手を離す君に歌う
映し世が静まり出す 空蝉の鏡越しで水が満たす
覗き込んだ途端に誘われ 気づけば思い出という跡だけ
残したのならばこの話は 虚構だったと一瞥
誰もが気にせず 時はまやかしと笑っていくお伽噺
夕景の終わる頃 月の覗く夜の始まり
いつでも諸人は知らぬふり 今日も一人夢へ
幽玄の世界を纏う 空夢に変わる朝の終わり
忘れることなかれと今際の時 手を離す君に歌う
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