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虚ヲミル
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作詞 天島 常理 |
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虚ヲミル
諦めきれない夢を見た
其れは硬くなった雪の道
雨が降れど崩れはしない
とても素敵な夢だったの
肩を組んで夢を語った
友との契は頑なに離すことは
出来ないけど そろそろ今を見て
雨に打たれても 傘があるでしょう?
もうダメだなんて言わないが
苦しい世界はとてもとても辛すぎる
富も地位もなくて 生きてゆける?
悲しみや寂しさに包まれて
夢の見方は忘れてしまったけれど
友との契を 灯火とし
今日はもう消して寝よう
枯れて死んだ花は棄てられる
夢も同じさ水を絶やさないで
雨が降る意味の有無を
考えて今日も鏡を見る
夢を数えて挫折を知った
明日からの日々を足掻いても
叶わないことは 分かってるけど
諦めの悪さは お前が知ってるだろう?
もう苦しいなんて言わないが
金のない日々はとてもとても涙が出る
娯楽も快楽もなくて 生きてゆける?
妬みや欲望に包まれて
努力の努力は忘れてしまったけれど
友との契を 命綱として
この広い世界の虚空を翔ぶ
春は桜の鮮やかな色に 夏の空は青い
秋の燃え盛る紅い色に 冬の輝き
幾千にも移りゆく景の 中に
自分の軌跡を見つけて 道を逸れるのさ
もう大丈夫だなんて言わないが
夢のない日々は辛く辛く楽でも辛くて
時間も未来もなくて 生きては行けないから
もう諦めるなんて言わないよ
崩れた地面も 積み上げて上に行くんだ
最悪も情熱に変えて行こうぜ
痛みや涙に包まれても
虚空は見ない 今を見つめて食いしばって
友との契を 胸に閉まって
この広い世界の空を見る
諦めきれない夢を見た
其れは硬くなった雪の道
雨が降れど崩れはしない
とても素敵な夢だったの
人々は其れを虚無という
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