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日常の中で
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作詞 杏華 |
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“たとえば私の友達の話なんだけど・・・”って
切り出す君からの相談は
大抵、君自身のことだって分かっているけど 見え透いた嘘に気づかぬふり
1ミリも想い人に振り向いてもらえない僕が
アドバイスなんかしてもアテにならないよ
ねぇ、気づいているかな?
自然と一人称が“私”になっていることに
無意識なのか、わかっているのか
そんなことは関係ない 大切なのは僕の想いがちゃんと君に伝わることだけ。
空気に流されるのは嫌だから
はぐらかさないで 目を逸らさないで
向き合ってよ、ずっと君の隣に居たんだよ
よくいる友人の一人だって思っていたけれど
あなたは違ったんだね
誰かを好きでいるだけなのに 誰かを傷つけてしまうのは怖くて
いっそ好きという気持ちごと 全部無くなってしまえばいいのに・・・
ごめんね。それでも私はあの人が好きなんだって あなたに伝えるから
残酷なことをしているのは分かっている けどこれ以上苦しくならないように
はっきりさせなきゃ駄目なんだ
伝えてしまった本音が 二人の関係に終止符を打つ
だってあなたの未来を奪っちゃいけないから
嫌いと言われたわけじゃないのに どうしてこんなにも苦しいのだろう?
泣きたいのは僕なのに 申し訳なさそうにうつむく君を見たら
抱きしめたくなったけど 伸ばした手を降ろして
代わりに“ありがとう”の言葉
別れ際、もう振り返すことのない手をおもいっきり振って
心の中で祈る 君の恋が実りますように。と
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