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ナインデイズコメディ
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作詞 あける |
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あたしじゃない。あたしじゃないよ。
どうせ信じてくれないけれど。
あたしじゃない。あたしじゃないの?
もう自分すらわからないけど。
そっと手を触れただけだったはずだった。
それが、壊れてしまった。理由はないけど。
どうにもこうにも尽きない言い訳が
脳みそを溶かしていくだけだった。
薔薇色の夢が覚めたら残るのはあたしだけ。
あたしじゃない。あたしじゃないよ。
どうせ信じてくれないけれど。
あたしじゃない。あたしじゃないの?
もう自分すらわからない。
触れて、そっと。感じて、もっと。
普通がわからなくなるくらいに。
あぁ、夢から覚めた。
ちょっと寄り道しただけだったはずだった。
それが壊してしまったワケにはならないか。
なんでもかんでも決まってる善悪が
喉に引っかかって息苦しいな。
モノクロの夢が冷めたら残るのは
微かな痛みだけ。
あたしじゃない。あたしじゃないよ。
気休めに過ぎないけど。
あたしじゃない。あたしじゃないの。
触れてみたいって思ったのは。
消えてく人影。言葉で心をえぐって、
次に会っても覚えちゃいないのに。
変だよな。他人がぐちゃぐちゃになるのを、
笑って眺めている。喜劇でも見るみたいに。
あたしじゃない。あたしじゃないよ。
どうせ信じてくれないけれど。
あたしじゃない。あたしじゃないの?
もう自分すらわからない。
触れて、そっと。信じてよ、ちょっと。
完璧になんてなれやしないから。
あぁ、夢から覚めたら。
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