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黒ガラスぼっち 一匹ぼっち
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作詞 みほみみ |
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目の前に現れた
黒いカラスが死んでいた
いつもの道端
暑くも 涼しげ 早朝時
黒いカラスが死んでいた
黒ガラスぼっち 一匹ぼっち
ふだんは 嫌われものの 黒ガラス
ふだんは 不吉がられる 黒ガラス
だけども 命持つ 生き物
いずれは死をたどる生き物
いずれは人も死をたどる
いつもの帰り道
今朝と逆の 同じ道 夕暮れ時
黒いカラスが死んでいた
黒ガラスぼっち 一匹ぼっち
目に映れば 避けられゆく 黒ガラス
目に映れば 退かれゆく 黒ガラス
それでも 命消えし 亡骸よ
誰もが 素通りの 人間たち
誰もが 誰か任せの 人間たち
やがて黒いカラスに 忍び寄る虫
いずれは 肉も血も 骨も魂も
いずれは 喰われては また朽ち果てる
それじゃ嫌だと 心がさわぐ
いずれは 私だって 辿るかも
いずれは 私だって いきつくのかも
目の前に現れた
黒いカラスが死んでいた
抱いて埋葬
天にて癒えて 眠りつくよう
祈り おくって 供養した
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