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君ありきのラブソング
作詞 katsura
ごらん 君が差し伸べるその手を
僕の心 静かな寝息を奏でている
まだ 朝日は昇らないから

震えている 湯が沸き立つようなあの気持ち
思い出せないのは 忘れたいから

いつ 夜明けは来るんだって繰り言
普段通り 硬いパンと2日前の残り物
もう 不味くも何ともない

捨てきれない ゴミばっかが溜まる六畳間
毒にも薬にも ならない世界

ずっと 遠くで見惚れてた
やっと 一歩を踏み出せた
なんて言っても結局 忘れ物をして引き返す そんな僕で

ずっと 自由になりたかった
やっと 解き放たれたはずなのに
誰かに結局 見張ってもらわなきゃ何もできない そんな僕で

丁寧な言葉遣いも
紳士のような立ち振る舞いも
飽和しそうな富も
来月までいっぱいのスケジュールも
君ありきのラブソングも
忘れたくないこの迷いも
全部 何にもできない そんな僕だ

ごらん 君が差し伸べるその手を
僕の心 半目で様子を伺っている
密かに 自分を騙しながら

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 君ありきのラブソング
公開日 2021/05/17
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 君ありきのラブソングというワードが引っかかってきて、要するに現状報告のような曲だと思います。これまでで1番、歌詞に意味を持たせているかも。後半にかけて、正直な思いがどんどん溢れ出てくる構成です。
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