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或る椅子職人の詩
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作詞 リュア |
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猛スピードの時代の中
誰もが必死に歩いてる
だから体を休めたくて
わずかな椅子を奪い合う
ならば僕は椅子を作ろう
奪い合わなくていいように
この世界の人々より
ずっとずっと多い椅子を
いつしか僕は気づいたんだ
作ればいいって物じゃない
必要な高さ柔らかさ
人それぞれ違う事に
だから僕は椅子を作ろう
目の前の貴方のためだけの
誰かに合わせなくていい
ベストフィットそんな椅子を
やがて疑問が投げられた
あなたの腕は素晴らしい
どうして自分が座るための
玉座を作りはしないのか
僕はこの小さな工房の
作業椅子がいいのです
僕の居場所そのもので
たったひとつの相棒です
そんな椅子を僕は作ろう
貴方の居場所になるような
どんな日々をも受け止める
ありのままでいれる椅子を
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