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【猛毒蛇少女】
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作詞 Kite |
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蛇に睨まれた少女は、彼の背中に飛びついた。
だから、少女は蛇少女。
彼に集かる女―ハエーどもは、
蛇のひと睨みで追い払う。
彼だけには、甘い猫の瞳でご挨拶。
だけど、少女は蛇少女。
蛇に睨まれた少女は、彼の右手に巻き付いた。
だけど、彼に拒まれた。
そしたら、少女のこの毒―あい―は一皮剥けちゃって、
この毒―あい―はどんどん濃くなった。
だから、少女は猛毒蛇少女拗こじらせた。
雨が止まない店先で雨宿り。
そこに現れた白馬の王子様。
彼は誰にでも優しくて好かれる日向の御人。
だけど、少女は日陰に住む猛毒蛇少女拗らせ中――
つり合わない天秤の角度はヘビー級。
だけど、彼と話したい。
彼の視線と周りの視線が立ちはだかった。
だけど、少女は猛毒蛇少女拗らせ中ーー
彼に群がる女―ハエーどもは、
蛇のひと睨みで追い払っちゃう。
彼だけには、甘い猫の瞳で麻痺らせた。
これで彼の視線を独り占め。
だから、少女は猛毒蛇少女拗らせた。
蛇に睨まれた少女は、あなたの胸に抱きついた。
ついに、少女の毒―あい―があなたを蝕んだ。
だから、少女はあなただけに猛毒蛇少女拗らせた。
蛇と少女はお友達。
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