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ハルノキセツ
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作詞 はちみつ2007 |
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歩き慣れた川沿いの道 突然の雨に感謝した
雨宿りにと駆け込んだ桜の木の下
一匹の柴犬を連れた女性 ゛ハル゛ に出会った
びしょ濡れのまんまで 「春に生まれたから゛ハル゛よ」と
微笑んだ君が美しすぎて 上手く笑顔が返せない
生まれ変わりそうな季節の中
僕は、恋に落ちた
穏やかな木漏れ日の下 二人と一匹にも馴れてきたね
春風に瞳を閉じた君 柔らかな頬にそっとくちづけした
「こんな春がずっと続きますように…」呟く゛ハル゛に
「大丈夫だよ」と僕は笑顔で応える
境界線のない冬と春 開き始めた桜の蕾
気づけば僕らの間には 愛が芽差していた
゛ ハルノキセツ ゛
これからもずっと廻ってくるって、そう信じてた…
あれからどの位経ったのだろう
君が生まれた春 君と出会った春 そして
君が旅立った春から…
人生でたった一度しか手に出来ないもの
失ってからは 上辺だけ季節を歩いた
散りゆく桜の花びらは 戻れないよって
優しく教えてくれてるのに…
「もう一度、君に会いたい」
どれだけ強く願っても還れない 君と居た季節
わかってる わかってるから
前に進もうって心に決めたよ
「新しい出会いではなく、もう一度君に会いに行く」
「君の願いを叶えるために」
手を握り 夢を語り 誓った永遠
過去に立ち止まっていたココロ
春の陽光に ゆっくりと溶け出して…
今なら 君の言葉の意味がわかるんだ
「サヨナラじゃない、少しカタチが変わるだけ」
瞳を閉じれば良くわかる
光に 風に そして花に 君は居たんだね
初めて出会った桜の木の下 僕らは二人と一匹に戻る
「こんな春がずっと続きますように…」
「大丈夫だよ」
そう 春という季節は永遠だから…
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